MacOS他、各地で有名な「へた字」を、UNIXで主に使用されている X Window System用の16ドットbdfフォントとして移植しました。
16ドットと大きめなので、ブラウザやメーラーのフォントとして最適です。ひらがなカタカナ数字英語記号の部分を参考に作りました。
ブラウザなどフォントとして使用すると幸せになれることでしょう。(多分)
ちなみに、このフォントの漢字部分は、JISX0213 16x16 public font として知られているパブリックドメインのフォントを流用しています。
なので、東風フォント開発で問題となっている いわゆるパクリの問題に抵触することはありません。
スクリーンショット
へた字 16ドット for X ( LinuxのNetscape 上で表示 )
へた字 16ドット 太字 for X ( LinuxのNetscape 上で表示 )
ダウンロード
へた字 16ドット for X ( hetaji16_bdf.tar.gz )
へた字 16ドット 太字 for X ( hetaji16b_bdf.tar.gz )
へた字は、もともとはMacOS用の丸漢ファイルで、これを使用すれば、
フォントが「へたっぽく」変わり、
>堅苦しい文章も多少柔和な雰囲気に
>なり、メール、チャットのイメージが変わる。Mac
OS のイメージも変わる。
>濁点、半濁点、読点、句読点などが大きめになっているため、ちょっと
>読みやすい。(と思う)
という効能(オリジナルの作者のページ〔下参照〕より引用)があります。
オリジナル版は、「へた字7v1.2」といいます。作者は、柳澤一邦さん
です。「へた字」のMacOS版やその他の情報については、
http://take-d.net
を参考にしてください。
X Window System用のへた字フォントとしては、「要町」フォントの
パッチとして12ドットのものが 柳井裕之(やないひろゆき)さんに
よって移植されています。このフォントは、「小さくて読みやすい」
ので、ターミナルやメニューに使用するフォントとして最適です。
http://ac3.aimcom.co.jp/~yanyan/
を参考にしてください。
1.アーカイブを適当な作業用ディレクトリに解凍します。
#tar xvpzf hetaji16_bdf.tar.gz
#cd hetaji16_bdf
2.次のようにしてhetaji16.bdfファイルを
pcf形式に変換します。
#bdftopcf -o hetaji16.pcf hetaji16.bdf
3.次に、rootになり、変換の終わった.pcfファイルをフォントディレクトリ
(/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc等)にコピーします。
#cp hetaji16.pcf /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
4.フォントをコピーしたディレクトリ内にある、fonts.aliasファイル
をエディタで開いて(rootでね。)、以下の内容を追加します。
heta16 -misc-hetaji-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
5.フォント管理情報を更新するため、フォントをコピーしたディレクト
リでmkfontdirコマンド、xsetコマンドを実行します。
#mkfontdir ./
#xset fp rehash
これでインストール作業は終わりました。
インストールの確認は、
#xfd -fn heta16&
とかやってみましょう。あとは、ブラウザの表示用フォントとして
へた字を指定すれば、ネットサーフィンやチャットなどできっと
幸せになれることでしょう。:-)
なお、アプリケーションへのフォントの指定方法については、
各アプリのマニュアルを読みましょう。私に聞かれても知りません。
「へた字7v1.2」フォントの原作者は柳澤一邦氏(k-y@be.to)です。
このフォントも含めて、へた字フォントの著作権は上記の原作・制作者
にあります。
このフォント自体の製作者は私(Kota Iguchi)ですが、著作権は字体の
製作者である柳澤一邦氏にあります。そのため、フォントの使用や
再配布等に関する注意事項は本家へた字のドキュメントに準じること
とします。具体的には、
--「へた字7フォントv.1.2」付属ドキュメントから引用--
>これはフリーソフトです。お友達などにあげるのは自由。商用の
>使用は禁止。
>他のネットなどに転載する場合などは連絡を下さい。
>こんなものでも一応著作権は柳澤一邦にあります。
>また、これを使用したことによりトラブルが生じても一切責任は負いませ
>ん。まぁアプリケーションではなくただの丸漢ファイルですからまず影響
>は無いと思います。
ということになります。また、このフォントを使用したことに対して
発生したいかなる不具合、損害などにたいしても、このフォントの製作
者および「へた字7v1.2」フォント原作者である柳澤一邦氏
も一切の責任を負わないものとします。バランスのおかしい文字がある
場合もあるかもしれませんが、そのときも、製作者は一切
修正の義務は負いません。フォント原作者も同様です。まちがっても
原作者にメールを送るなどということはしないでください。
では、楽しいへた字ライフを楽しんでください。(^^